寿楽寺便り『寿報』第3号
寿楽寺に御縁をお持ちのみなさんへ。
すっかり秋なりました。食べ物のおいしい季節です。食べ過ぎに注意ですね!
寿報第3号です。読んでいただければ幸いです!!!
今回は『護摩供』と『星供』について書きたいと思います。
その1 『護摩供について』
真言宗において『護摩』はとても重要な意味があります。
皆様の願いを祈願するときやお坊さん自身の修行の際に欠かせません。
『護摩』はサンスクリット語で『焚く』という意味の『ホーマ』から変化した言葉です。
祈願や祭礼の時に、僧侶が燃え盛る火の中に『護摩木』を入れ、『真言』を唱え、
手に『印契』を結び祈ります。
護摩の火は『仏さまの真実の智恵』を表します。
その火の中に入れるお供物は『仏さまへの捧げ物であると共に私たちの煩悩』を
表します。
仏様の智恵の中に私たちの煩悩を投げ入れて、清い心にしていただき
その清い心の状態で、私たちの願いを護摩木を燃やした煙に乗せて仏様に届けて
叶えていただくのが『護摩』です。
また、『護摩』のご本尊さんになる仏様は、皆さんの願いによって変わります。
因みに
『不動明王』『愛染明王』『観音様』など様々な仏さまの護摩があります。
何故なのかというと護摩の種類を大きく4つに分けると
『息災法(そくさいほう)』***災害などに遭わず、幸せに暮らせるように祈る方法。
『増益法(そうやくほう)』***今より幸せになれるように祈る方法で病気平癒、事業隆盛などの祈願です。
『調伏法(じょうぶくほう)』***心の迷いや障害を取り除く方法。
『敬愛法(けいあいほう)』***争っていた相手と和解したり、相手と仲良くする方法。
となります。
仏様によって得意分野がありますので、みなさまの願いに合わせてご本尊様を変えるのです。
そして。
真言密教のすごいところは、ほかの宗教、宗派ではタブーとされる願いも
受け入れてしまうところです。
『会社を大きくしてお金を儲けたい』『意中の女性(男性)を振り向かせたい』など
煩悩(ぼんのう)そのものを願いにしても許されるのです。
何故なら、『会社が大きくなり、お金を儲けたら』、次にそのお金を独り占めしないで
『世の中に役立つように使う』ことができればOK!
『意中の人をゲットしたら』、それで終わらずに
『その人を幸せにする』事ができればOK!
という風に願いが叶った後、世のため人のためにつなげていけばよいという『懐の深さ』が
真言密教の魅力です。
20019年も皆様が幸せに暮らせるように
『寿楽寺 不動明王護摩供』を別紙案内のように厳修いたします。
皆さんも2019年を幸せになれるように、お不動さんにお願いしてみませんか?
その2 『星供養について』
人は生まれた年により、星によって各年の運勢が定められていると考えられています。
真言密教は星によって定められた運勢を
『運勢の良い年はより良くする』、『運勢の悪い年は、それを跳ね除けてよい運勢に変える』ように
密教占星術を使います。その占星術が『星供』と呼ばれるものです。
護摩と違い具体的な願いではなく、その年の運勢を良くするために修されるのが『星供』です。
因みに2019年に運勢が良くない生まれ年は以下になります。
ただし、1月1日~2月3日までに生まれた人は前の年に入ります。
(計都星に当たる方)
2019年はいろいろな事が思ったように行かず、心労の多い年。
損失、離別、病気に悩まされそう。
大正12年生、昭和7,16、25、34、43、52、61年生、平成7,16,25年生
(羅こう星に当たる方)
2019年は諸事慎まないと災難あり。病難に注意。
大正9年生、昭和4、13、22、31、40、49、58年生、平成4、13、22、31年生
(火曜星に当たる方)
2019年は疲労がたまりやすく、厄年、病気に注意。
大正4、13年生、昭和8、17、26、35、44、53、62年生、平成8、17、26年生
星供はインド伝来の占星術と中国道教の占いが、密教と混ざり合い完成されたといわれ
真言密教の『秘法』に属する修法です。
お時間があれば『寿楽寺 星供養会』ご参列ください。
最後に。
だんだん、秋が深まると寒さが増してきます。
みなさま、風邪など引かれませんように
ご自愛、専一のお願い申し上げます。
寿楽寺 住職 光雅 拝。