寿報6

寿報第6号;星供と不動護摩供について。
その1.  星供とは『天変』と呼ばれる自然災害,疫病,夭死といわれる子供の早逝などの災を除き, 息災延命を祈願するために,一字金輪北斗七星を供養する修法のこと。
個人の一年間の『七難即滅・七福即生』を祈るために、北斗七星全部を供養する
真言宗で特に重視される秘法です。
令和元年には日本中を震撼させ、甚大な被害をもたらした台風15号と台風19号がありました。
これが『天変』であり人間の力ではどうすることもできない災害です。
令和2年の幸福を祈願するとともに、『令和2年寿楽寺星供』では
特に、自然大災害が無いように神仏のご加護をお願いすることに集中したご祈祷をします。

その2.  不動護摩供とは個人の願望を成就させるための御祈願です。
寿報第3号で不動護摩供がどのようなご祈祷なのかをご説明しました。
今回は、不動護摩供のご祈祷の願意の決め方と受け方の基本をご紹介します。
①『家内安全』は世帯主が家族の安全のために受けるものです。

『家内安全』には厄払い、交通安全、学業成就などは含まれていません。
また、一般的に考えて『家内安全』で、すべての願望をかなえる事は難しいでしょう!

②次に、世帯主が『家内安全』を受けたうえで、個人の願意を決めていきます。
学生・生徒は『合格祈願』『学業成就』。自動車やバイクに乗る方や子供の登下校の安全祈願は『交通安全』厄年の人は『前厄除け』『本厄除け』『後厄除け』。仕事に関しては『社運隆昌』 『商売繁盛』『豊作祈願』。持病のある方や治療中の方は『病気平癒』。特に病気はないが体が虚弱である方や健康維持を望む方は『無病息災』『身体健全』。趣味・スポーツなどで入賞を狙う など『大願成就』。妊婦さんは『安産祈願』。恋人募集中の方は『良縁成就』等々の願意を決めて
ご祈祷を申し込みます。

③そして、ご祈祷を申し込まれた方は、できる限り護摩供当日に寿楽寺にきていただくことをお勧めします。
理由は、お不動様に願いを聞き届けて頂くために皆さんの身体と口(言葉)と心を清浄な物にする必要があります。その方法として祈祷師の『不動剣』のお加持で煩悩を切り裂いていただき、
さらに護摩の炎と煙を体に浴びて煩悩を焼き払うのです。
これは護摩供に出席されないとできないことです。

①~③が不動護摩供のご祈祷の願意の決め方と受け方の基本です。

これまで、星供、不動護摩供を信仰されていた檀信徒さんはもちろんの事
今までご祈祷に御縁がなかった方のご参加も大歓迎です。
少しでも興味を持って頂いた方は、怖いもの見たさ、好奇心からでも構いませんので
一度ご参加してみてください。
寿楽寺 住職 光雅 拝。

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