寿報5

寿楽寺便り『寿報』第5号
寿楽寺に御縁をお持ちのみなさんへ。
寿報4号では『ご法事』と『お彼岸』についてお話させていただきました。
今回は各家庭にある『お仏壇と仏様の拝み方』『盆踊り』についてのお話です。
1)『お仏壇と仏様の拝み方』
昔から仏壇のある部屋を『仏間』と呼び、仏教徒にとって信仰の中心であるご本尊様と
ご先祖様のお位牌をお祀りする最も神聖な場所とされてきました。
ある地方ではお客様をお泊めするのに『仏間』に通すのが、『最高のおもてなし』というところもある位です。また、仏間は、家庭における精神修養の場ともいえるのではないでしょうか。
我々を守ってくださるご本尊様と尊いご先祖様の安住されている仏間のお仏壇ですから
次の事を心がけてくだされば、ご先祖様もお慶びになることでしょう!

① 仏壇の向きについては『南向き』が良いとされます。理由は北側が尊い位置とされているの
で仏壇を北側に置くと、自然と南向きになります。また、家と同じで南向きだと風光が
入りやすく、痛みが少ないからです。『東向き』という説は『浄土宗系統』の考え方です。
② 家の間取りの関係で、お仏壇を南向きにできなくても大丈夫です。
心の持ち方が一番大切です。
すなわち、ご本尊様とご先祖様に心を込めて
お茶・お水・お供物(菓子や果物)・お膳(ごはん、みそ汁等)・お花を供え、ろうそくを
つけ、線香を立て供養することが大切です。
③ お仏壇とご本尊様の拝み方です。
1)ご本尊様、ご先祖の精霊を拝むことを『礼拝(らいはい)』といいます。
礼拝の前には、手を洗い、口を漱ぐと最も良いです。
次に灯明とお香またはお線香を上げます。
寿楽寺の本堂では 竹市孝一さんがご寄付くださった焼香台にて『三回焼香』
お線香であれば 基本は『三本』献じます。
お線香の功徳は4つあります。
良い香→こころを落ち着けてくれる、休みなく燃える香→休みない努力を示す。
燃えて灰となる香→灰になっても徳の香を残す、熱を持つ香→雑念を去り一心に励む。
これらをお線香は我々に教えています。
また、燈明(ろうそく)は、我々の心の闇を取り除く功徳(くどく)(ありがたい働き)があります。2)お仏壇の前では、膝や腰などが痛くなければ正座します
3)次に合掌します。
合掌は両方の手ひらを合わせて、ご本尊様とご先祖様の精霊に一礼します。
この時に『尊敬の念と清い心』持って、御本尊様に対してはご加護を願い、ご先祖様に対しては追善(感謝)の心を示して礼拝してください。

合掌についての基礎知識***真言宗での合掌は、手のひらをぴったりつけないで
自然に手のひらの真ん中を膨らました『蓮華(れんげ)合掌(がっしょう)』にすることが多いです。
これは蓮華のつぼみを表し、『悟りの花のつぼみ』という意味を持ちます。
もう一つの合掌は『金剛合掌』です右手と左手の5指を交互に交える合掌です。
数年前に行った真言宗の信者になるための儀式『発心式(ほっしんしき)』のに入壇された約60名に
お授けした合掌です。
4)勤行次第をお持ちの方は、合掌・礼拝の後に勤行次第をお唱えください。
勤行次第は持っているが、読み方がわからないという方はお申し出ください。
ご指導させていただきます。
5)最後に、もう一度一礼して、座を立ちます。

<これらが、基本的なお仏壇の在り方と仏様の拝み方です>
2)『盆踊り』*** お盆のエンターテイメント。
お盆は、年に一度だけご先祖様の精霊が、この世に戻り、修行のお休みをとる期間です。
ご先祖様の精霊を、寿楽寺のご本尊様の御前までお迎えに来るのが『お盆迎え』です。
それぞれのご家庭に迎えられたご先祖様は、お盆の供養を受けて喜んでいます。
その喜びの様子を表現したものが盆踊りだと言われています。また、ご先祖様の精霊を
あの世に送り返す儀式を表現したものだとも言われています。

この盆踊りのルーツは、平安時代の空也上人が広めた『お念仏』を
室町時代の一遍上人がお念仏を唱えながら踊る『念仏踊り』だと言われています。
それがだんだん形と意味を変えていくなかで『盆踊り』となって現在にいたります。
江戸時代には、村々の行事として先祖供養のための踊りとなり、日本各地に広がりました。
地方地方で、新しい踊りや新しい歌がつくられ独特な盆踊りが残っています。
おけさ踊り、さんさ踊り、精霊おどり、豊年踊りなどの民謡にあわせて踊るものが
残っています。

昔は、村の若者が組を作り『新盆』の家を回り踊っていたものが、いつしか広場に集まり
踊るようになったそうです。
もうすぐ、お盆です。ご先祖の精霊のご供養と皆さんの健康・活躍を祈念して
お盆迎えした後、盆踊りに参加するのも立派なご供養かと思います。

住職 拝。

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